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ウェブサイト「北欧、暮らしの道具店」さんの読みもの「本屋の本棚から」にてご紹介させていただいた「気持ちをゆるめる本」をテーマに選んだ一冊です。
記事はこちら→https://hokuohkurashi.com/note/259511
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ぽっかりとした明るさのある詩集
2020年の春に編まれた、児玉由紀子さんの言葉と、安藤智さんの絵による詩集。
日常の風景を柔らかく綴る言葉は、あるべき場所に、ことり、と置かれた、丸くてすべすべした石のようです。
言葉と、言葉にしっくり寄り添う絵をたどるうちに、いつか見た陽だまりがすぐそばに差しているのを見るような、あたたかな切なさが心に落ちてきます。
思わず散歩のおともに持って行きたくなるような、スケジュール帳のようにかわいらしく軽やかな装丁です。
何気ない日々の尊さをととらえる眼差しのやさしさが、読み手の心にも満ちてくるような一冊です。
著|児玉由紀子
絵|安藤智
デザイン|角谷慶 (Su-)
▷紹介動画(2021.8.14 朝のコーヒー 今日の本)