新装版 密やかな結晶|小川洋子
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新装版 密やかな結晶|小川洋子

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しめやかな物語の果て、全ての消滅の後に残るもの 記憶狩りによって、「消滅」が静かに進む島。 リボン、鈴、エメラルド、切手…。 日常からひとつずつ消えていくものを、なくしたことさえ思い出せなくなる人々の様子が、透明な筆致で淡々と描かれます。 『アンネ・フランクの記憶』を記した著者による「隠れ家」「記憶狩り」「秘密警察」といった言葉や、階段の裏側にある消滅したものを収めた古いタンス、雨の中の隠れ家への移動などの描写は、自然にアンネの存在とリンクし、人間が存在するということへの切実さが、より深度をもって迫ってくるようです。 全てが消えていった後に残るものは何か。 最後の消滅の後に射す光の余韻が、心にひたひたと打ち寄せます。 『博士の愛した数式』をはじめ、海外でも翻訳され高い評価を得る小川洋子さんの1994年刊行の長編小説。 . 著|小川洋子 発行|講談社